ゴムには、金属やプラスチックといった素材に無い大きな特徴として「弾力性」、「伸縮性」が挙げられます。そしてその特徴を生かした用途は一般家庭のみならず、宇宙、航空機、自動車、船舶、ロボット等様々な産業で使用されており、私達の生活を影で支えている存在です。 このようにあらゆるところで使用され、重要な役割を担っているゴムは、普段は製品の中に組み込まれており、中々目にすることがないため、馴染みの薄い素材といえます。 ここでは、そんな私達が手掛けているゴム製品をご紹介いたします。
自動車の足回り(ブレーキ関係)はブレーキそのものから発する熱、泥水からの浸水等、過酷な条件下でしっかりと機能する必要があります。ブーツ類はこれら部品を守るための「保護」として機能しています。
自動車の足回り(ブレーキ関係)はブレーキそのものから発する熱、泥水からの浸水等、過酷な条件下でしっかりと機能する必要があります。ブーツ類はこれら部品を守るための「保護」として機能しています。
オートメーション(自動化)が進んだ工場の生産現場では自動で製品を運ぶ装置が配備されています。その装置はある位置からある位置まで高速で移動しますが、停止の際には大きな衝撃が発生します。この衝撃をダンパーゴムが緩和し、スムーズな動きの実現、装置への負荷を低減する機能があります。
エアコンはモーターファンが高速回転することで風を起こす仕組みになっていますが、それに伴い、モーター付近から大きな振動が発生します。この場合、金属と金属の間に防振ゴムを接着することにより振動を大きく減少させる効果があります。同じように、自動車のエンジンも大きな振動が発生しますが、エンジン下に防振ゴムを設置することで、驚くほど快適な走行が実現します。
ゴムは他の素材にはない「弾力性」という特徴で、様々な用途への可能性があります。例えば、組立工場では人間に代わって物を右から左へ運ぶ作業をロボットが行いますが、アームの先端に吸引形状ゴムを取付けすることで、高速、そして正確に作業を行うことが可能となります。